カリキュラムの全体構成案(第一案)

担当:大島      

 ⇒ 改訂案(担当:半田)    

1.身近なスペクトル
  直視分光器を作ってみよう
 さまざまな光源のスペ クトルを見よう
 ウィーンの偏移則を確認しよう
 白熱電球とスライダック
   (このあたりの実験ではグレーティング分光器よりプリズム分光器の方が生徒にとっては扱いやすいようですが、既成品は1本2万円もする) 
 キルヒホッフの法則を確認しよう
    ・輝線形成
    ・吸収線形成(吸収線を安定して見せるのはかなり難しい、実験ノウハウの蓄積が必要)

2.太陽の自転と半径
 東西リムの鉄の吸収線のドップラーシフト
   地球大気吸収線を基準にしてドップラーシフトを求め、  自転速度を直接決定する。
   −>黒点の移動による自転周期とあわせると太陽半径を独立に決定できる。
 素材:OAO太陽望遠鏡の画像(FITSファイルで提供してもらう) 

3.黒点の温度(うまくいくかどうか試してみる必要あり)
 黒点暗部とその周辺の光球面(さらに白斑)の連続スペクトルから温度を見積もる。HOUソフトのスライス機能(または引き算)
 素材:OAO太陽望遠鏡or飛騨天文台ドームレス太陽望遠鏡
  周囲の光のコンタミネーションのできるだけ少ない画像を提供してもらう必要がある。CCD感度補正データも必要。

4.土星の輪のスペクトル
 土星の輪の公転速度を求める
 素材:既存のスペクトル写真(田中済氏所有)かCCDでを新しく撮るか

5.彗星のスペクトル
 日心距離が近づき温度が上がるとスペクトルがどのように変化するか
 素材:藤井貢氏(Fujii-Bisei-Obsrvatory)のCCD画像?

6.恒星を分類してみよう
 1次元分類(ハーバード分類)
 AOBFGKM(RNS)
   ばらした画像を、吸収線の見え方で並べ替える
   連続スペクトル(HOUソフトのslice機能)で並べ替えしてみる
 素材:藤井貢氏(FBO)?
 2次元分類(M-K分類)まで進めたほうが良いかどうか

7.連星の軌道(オプション・高度)
 連星スペクトルから、ドップラーシフト量の変化を求める
 V・sin(i)を決定する
 素材:新しく撮るか、近接連星研究グループからもらうか

8.新星のスペクトル
 P Cyg型スペクトルの解釈
 シェルの膨張速度を求める
 連続スペクトルの変化から表面温度の変化を求める
 素材:白鳥座新星1995年(V1500 Cyg)の毎日の変化 大島所有(OAO91cm光電スペクトロスキャナのペンレコーダ記録) をデジタイズする。
  べガorデネブでキャリブレート

9.超新星のスペクトル
 Ia、Ib、II型の分類
 膨張速度を求める
 素材:BAO1m低分散分光

10.銀河系の回転
 電波のスペクトル(ドップラーシフト)から銀河系の回転を決定する
 素材:??(歴史的には水素21cm波が有名ですが、素材としてはどうなの でしょうか、電波の方は不案内ですのでよくわかりません)

11.銀河の赤方偏移とハッブルの法則
 ハッブルの法則を導く
 距離をどのように見積もるか(銀河のサイズを使うか)
 素材: BAO1m,OAO1.9m,すばる8mによる銀河の低分散スペクトル画像から


スペクトルカリキュラムWGのページに戻る

JAHOUの活動のページ(WGの活動)に戻る
home
copyright (c) 1997-2005 日本ハンズオンユニバース協会